ファイターズ
ベンチで動けなかった伊藤大海 「裏切ってしまった形になった」 オリックス戦で今季３敗目
■パ・リーグ４回戦 オリックス８－７日本ハム（４月２５日、エスコンフィールド北海道）
今季４度目先発は五回途中６安打６失点 ベンチでしゃがみ込み顔を紅潮させて放心状態
日本ハム・伊藤大海投手（２５）が２５日、オリックス戦（エスコンフィールド北海道）で今季４度目の先発に臨み、五回途中６安打６失点ＫＯ。味方の援護を受けながら、リードを守れず３敗目を喫した。
ベンチに戻った伊藤は、放心状態だった。５四球とコントロールに苦しみ、自己最短タイとなる４回０／３での降板。顔を紅潮させ、椅子の前でしゃがみ込んだまま立ち上がれなかった。
建山コーチへ志願の続投も裏目 「すごく申し訳ない。チームにも迷惑をかけている」
四回の時点で建山投手コーチから「もうやめるか？ 行くか？」と尋ねられ、「行きます」と志願した。「それを裏切ってしまった形になったのは、コーチにも監督にもすごく申し訳ないですし…チームにも迷惑をかけているので、そこがすごく悔しかったですね」と思いを明かした。
初回に３点を献上したが、味方が二回に一挙５点を入れ、逆転してくれた。勝利投手の権利が懸かった１点リードの五回無死一塁。カウント１―１から相手の４番・森に投じた１２８キロのスライダーを右中間スタンドへ運ばれた。逆転の２ランを被弾。両手を膝についてガックリとうなだれ、天を仰いだ。
