新庄監督 苦手なオリ・森に2被弾 F戦打率5割の天敵封じが急務
■パ・リーグ4回戦 オリックス8-7日本ハム(4月25日、エスコンフィールド北海道)
4試合で18打数9安打 「格上という気持ちで打席に入っていると思う」
小さな希望は、相手の4番に打ち砕かれた。日本ハムは25日、エスコンフィールド北海道でオリックスと対戦し、乱打戦の末に競り負けた。今季7度目の1点差負け。投手陣はオリックス主砲の森友哉捕手(27)に本塁打2本を浴びるなど、3安打4打点の大暴れを許した。
警戒していても止められない。五回に伊藤が逆転2ランを右中間スタンドに運ばれ、七回には宮内が本塁打エリアの右翼ブルペンに弾丸ソロを放り込まれた。森は今季、日本ハム戦に強く、ここまで18打数9安打の打率5割。現状を受け止めた新庄監督は「どのチームもそう(苦手)じゃないですか。彼はいいバッターなんでね」と冷静に言葉をつないだ。
投手陣が心理的に押されていると推測し 強気の姿勢を求める
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もちろん、やられっぱなしでは終わるつもりはない。打ち込まれている要因の一つとして、投手陣が心理的に押されていると推測し「ガンガンいくうちの若い投手に対して、(森は)格上という気持ちで打席に入っていると思う。それを抑えられるように、次はしていかないと」と強気の姿勢を求めた。
相手は2019年に首位打者を獲得するなど、パ・リーグを代表する打者の一人。建山投手コーチも今後の対戦を見据えて森封じが急務と認め「特にファーストストライクを仕留められる。彼の傾向を見てもファーストストライクのスイング率が高いですし、その中でどう投げるか。対策については言えない部分もありますけど、しっかりやっていかないといけないところ」と強調した。
6勝15敗で借金は今季ワーストの9まで膨らんだ。接近していた5位楽天とのゲーム差は「2・5」に広がった。不安要素をいち早く修正し、チームをアップデートしていかなければ、反攻は始まらない。