ファイターズ
2023/04/26 23:55

鈴木 ハーラートップタイ3勝目! サブマリン投法支える高校時代の取り組みとは

5回無失点の快投で3勝目を挙げた鈴木(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ5回戦 オリックス3ー6日本ハム(4月26日、エスコンフィールド北海道)

5回4安打無失点の快投 今季19回で防御率は0・00

 緩急自在の投球で猛牛打線を封じ込めた。日本ハムの鈴木健矢投手(25)が26日、エスコンフィールド北海道で行われたオリックス戦に先発登板。5回無失点の好投でリーグトップに並ぶ3勝目を挙げた。チームの勝ち頭は「僕だけの力じゃない。しっかり打ってくれる野手の方々のおかげ。感謝したいです」と謙虚な言葉で喜びを表した。

 先発ローテの救世主が、驚異的な成績を残している。この日は二回から五回まで毎回先頭打者に安打を与えながら後続をシャットアウト。涼しい顔で要所を締め、スコアボードに「0」を刻んだ。今季は中継ぎ6試合、先発2試合に登板し、計19回を投げ防御率0・00。右打者との対戦成績は31打数0安打と異次元の数字を叩き出している。役割を問わずフル回転する背番号47。タフネスさの源は日々の取り組みにある。

下半身への負荷が大きい下手投げ ストレッチには人一倍時間を割く

 試合前練習では誰よりも入念なストレッチを施す。先発転向後は「調整というよりもリカバリー」とコンディション管理を最優先し、中3日や中5日のハードスケジュールを乗り切った。サイドスロー時代は上半身に大きな負荷がかかっていたが、昨季から取り組むアンダースローは下半身の張りが、より強くなった。「100球投げれば100回ランジトレーニングをしているような感じ」と、太ももや臀部(でんぶ)のケアには特に力を入れる。

鬼のランメニューが礎 メンタル強化にもつながった

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