栗山監督率いる侍ジャパン 紫綬褒章に選出 WBC日本代表は06、09年に続いて3度目
3大会ぶりの栄誉で受章 栗山監督「すべてを懸けて戦った」
スポーツや学術、芸術分野で功績を残した人に贈る紫綬褒章に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で栗山英樹監督(62)に率いられ優勝した日本代表チーム「侍ジャパン」が選ばれた。WBC日本代表は優勝した06、09年も今回同様、団体として受章した。
3大会ぶりの頂点に立った日本代表の栗山監督は紫綬褒章の知らせに「スタッフの皆さん、選手が命を削るような思いで全てを懸けて戦った。国民の皆さんに伝わったと思う」と感慨を込めた。
過去最高の注目度 日本ハムの伊藤も世界一奪還に貢献
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1次リーグから7戦全勝。視聴率がWBC中継で過去最高を記録する注目度の中、勝ちきった。メキシコとの準決勝は村上(ヤクルト)が逆転サヨナラ打を放ち、スター選手ぞろいの米国との決勝は日本ハムの監督時代から師弟関係の大谷(エンゼルス)を九回のマウンドに送った。日系選手で初めて代表入りしたヌートバー(カージナルス)が盛り上げ役を務めるなど、個性あふれる面々が融合した。
日本ハムの伊藤大海投手(25)はリリーバーとして3試合計2回⅓を投げ、1人の走者も出さず、世界一奪還に貢献した。栗山監督は、ファンからは「おめでとう」よりも「力をもらった。ありがとう」と声をかけられたといい「最高の喜びだし、うれしい」と達成感を漂わせた。