コンサドーレ
2023/04/28 19:00

《コンサドーレ定時株主総会》5年連続赤字に三上GM「来期以降少しでも赤字を減らしていく」

 株式会社コンサドーレは28日、オンラインで定時株主総会を開き、第27期(2022年2月1日から2023年1月31日まで)の決算を承認した。22年度の売上高は前期比6.3%増の36億534万円。新型コロナによる収容人数の制限などが緩和されたことで、ホームゲームの来場者が増加。興行収入は同43.2%増と大幅アップ。三上大勝GM(51)は「(コロナ禍前の)8割5分ぐらいの回復」と話した。

 一方、商品売上高は同10.1%減の2億9543万円。「前年に関してはクラブ創設25周年という記念的な1年だった。サポーター含め道民、市民の多くの方に受け入れられたおかげで売上として非常に大きかった。本年度はその部分がなくなってしまったのは一つ大きな要因」と三上GM。

 5年連続の赤字を計上し、当期純損失は7億1742万円まで膨れ上がった。コロナ禍でルールが変わったこともあり、Jリーグクラブライセンスの発行に影響はないが「来期以降少しでも赤字というものを減らしていく。クラブとしての組織体制を今年度から見直している。事業制を取り、支出のバランスを全ての事業において見ていく」と説明した。

 また、Jリーグの秋春制移行についても言及。雪国のチームとして、デメリットが大きいことが心配される。「クラブとしてかなり難しい部分はありますけども、広い意味で北海道や札幌市に関わる人々のことを考えたときにプラスになるのか、というようなイメージを持った中でお話をしていきたい」と、地域性を考えながら議論を進めていく。

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