札幌GK松原11カ月ぶりリーグ戦メンバー濃厚 「ヨモさんに成長した姿見せられれば」
■4月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は29日のアウェー横浜FC戦(ニッパツ、14時キックオフ)に向けて、最終調整を実施。練習後、敵地へ向かった。
Jリーグ6クラブ在籍の苦労人
GK松原修平(30)が遠征メンバーに入り、22年5月29日の神戸戦(ノエスタ、1●4)以来11カ月ぶりのリーグ戦ベンチ入りが濃厚となった。相手は奇しくも札幌U-18時代の恩師・四方田修平監督(50)率いる横浜FC。Jリーグ6クラブを渡り歩いてきた苦労人が敵将の前で成長した姿を披露する。
「常に準備するところが自分の持ち味。何があっても、いつでも準備できる心構えと体の準備をしています」。チームが1月に沖縄キャンプで始動してから約4カ月。一度も離脱することなく、黙々と練習に励んでいた松原に、ついに待望の機会が巡ってくる。
「プロキャリアをつくっていただいたのはヨモさん」
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札幌U-18時代の2008年から10年までの3年間指導を受けた恩師。「常に厳しくしていただいた。高校1年生のときから3年生の試合に出してもらったりして成長を促してくれましたし、厳しい言葉はかけられましたけど、本当に3年間で相当成長したと思います」。残念ながら当時はトップチームへの昇格は叶わず「その後の進路のサポートをしてくれて、ヨモさん(四方田)のおかげでJリーグの3チームぐらいに練習参加させてもらって、岡山に入れた経緯もあるので。そういう部分ではプロキャリアをつくっていただいたのは、ヨモさんのサポートのおかげ。まだやってるんだぞってところを見せられるのは楽しみ」。
四方田監督が率いるチームとの対決は、岡山に在籍していた16年9月3日の天皇杯2回戦札幌戦(札幌厚別、札幌1-2岡山)でベンチ入りして以来約7年ぶり。リーグ戦では初となる。「出るにしろ、出ないにしろ、成長した姿を見せられればいい。勝ち点3を持って帰ってくることが自分たちの使命だし、目標でもある」と、チームとしての最重要ミッションである勝ち点3獲得に向けて全力を注ぐ。そして「終わった後に笑い話を話せればいいかな」と再会を心待ちにする。