8戦連続安打の松本剛 復調の裏にあった加藤貴からのプレゼント
■パ・リーグ3回戦 ソフトバンク6ー3日本ハム(4月28日、エスコンフィールド北海道)
四回の第2打席で石川の初球を右前適時打 「あっさりやられていない。明日につながる」
日本ハム・松本剛外野手(29)が28日、ソフトバンク戦(エスコンフィールド北海道)に「3番・左翼」で先発出場。四回の第2打席に右前適時打を放って、連続試合安打を「8」に伸ばし、「どんな試合でも1本出すことは意識している」とうなずいた。
3点を追う四回無死三塁。相手先発・石川の投じた初球を右前にはじき返した。反撃のノロシをあげ、万波の同点2ランを呼び込んだ。しかし、チームは延長戦の末に敗戦。打線の中軸を担う選手会長は「勝ち切れなかったのは悔しいですけど、あっさりやられていない。明日につながると思う」と前を向いた。
低迷していた打率は1割台から.284まで急上昇 加藤貴からもらうチョコがパワーの源
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
一時、打率1割台と低迷したが、打率.284まで上昇し完全復調。好調の裏には、この日先発し7回3失点と粘投した加藤貴の存在があった。昨季から本拠地での試合時に左腕からチョコレートをもらうのがルーティン。プロ11年目で首位打者を獲得した松本剛にとってパワーの源となっている。
お菓子の種類は豊富で、安打が出なかった時は「めっちゃ心配してくれている。ストレスを改善しろと、ストレス軽減のチョコレートくれた」と気遣ってくれる。この日は試合前から「きょうは小枝をもらった。めっちゃおいしそうだった」とウキウキ。練習中は冷蔵庫で冷やし、食べて試合に臨んでいた。
自身は2試合ぶりの打点を挙げたが、勝利を後押しできず「加藤さんもあそこ(序盤)で3点取られても、粘っていた。野手が何とか一気に逆転というところまで持っていけるようにしたい」と反省。チョコレートの分も、バットでもっともっと恩返しする。