ファイターズ
好調維持の万波 カモにするソフト・石川から外角高め直球をバックスクリーンに弾丸ライナー
■パ・リーグ3回戦 ソフトバンク6ー3日本ハム(4月28日、エスコンフィールド北海道)
四回1死一塁 低い弾道で中堅フェンス越え 一時同点となる4号2ラン
敗戦の中で大きな爪痕を残した。日本ハムの万波中正外野手(23)が28日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦に「5番・右翼」で先発出場。2点差に詰め寄った四回1死一塁の場面でバックスクリーン右へ4号2ランを放った。一時は同点となる一発を「どうかな?って感じだったけど入ってくれて本当に良かった」と笑顔で振り返った。
驚愕のパワーを見せつけた。カウント1ー0。相手先発・石川の投じた直球は捕手のミットの逆を突いた。万波は待ってましたとばかりに外角高めを叩く。低い弾道の打球は勢いを落とすことなく、中堅フェンスの奥へ消えた。
4月11日にも石川から代名詞のパワーカーブを読み切り2号2ラン
自覚はないが、石川とは抜群の相性を誇る。昨季は5打数3安打。今季も11日の前回対戦で2号2ランを放つなど完全にカモにしている。前回の一撃は右腕の代名詞であるパワーカーブを読み切ったもの。今回は打って変わって直球に狙いを定めていた。「最近は変化球を意識しすぎて後手に回ってしまうバッティングも多かった。まず真っ直ぐからという中で、本当にいい打撃ができた」と、会心の一打を自賛した。