決勝打の松本剛 新旧12番がお立ち台で共演
■パ・リーグ5回戦 ソフトバンク1-5日本ハム(4月30日、エスコンフィールド北海道)
三回に先制の右前適時打で10試合連続安打 打率.292まで上昇
選手会長のバットが止まらない。日本ハム・松本剛外野手(29)が30日、ソフトバンク戦(エスコンフィールド北海道)に「2番・左翼」で先発出場。三回に先制の右前適時打を放ち、連続試合安打を「10」に伸ばした。
新球場の空席が目立っていたことにも責任感じ 「打ってヒーローになろう」
4打数2安打2打点と打線をけん引し、チームは新本拠地で初のカード勝ち越しをマーク。ヒーローインタビューでは「一時(球場の)空席が目立って、選手の責任だとみんなでちょっと落ち込んでいた。ビッグチャンスで(打席が回って)きたので、打ってヒーローになろうという思いでした」と白い歯をのぞかせた。
お立ち台で矢沢から「素晴らしい番号つけさせてもらってる」と言われ…
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〝新旧12番〟の共演も実現した。プロ初本塁打を放ったドラフト1位・矢沢とお立ち台へ。先に上がったルーキーは「背番号12番という素晴らしい番号をつけさせてもらっているのでしっかり打てるようにしたい」と宣言してくれた。
昨季まで自身が背負っていた12番をつける後輩の言葉を受け、「かわいい性格の子。すごく良い子」とニッコリ。「キャンプの時から『いい番号もらったな』とずっといじっていた。ああいう言葉を言っていただいて、すごくうれしかった」と目尻を下げた。
エスコン初連勝から「大型連勝できるように」と5月反攻誓う
自身は昨季首位打者のタイトルを獲得し、今季から糸井、西川らが着用してきた歴史ある番号を継承した。「7番もいい番号にできればと思います」。一時、1割台と低迷したが、打率.292まで上昇し完全復調。チームリーダーは「大型連勝できるように」と、5月反攻を力強く誓った。