高校野球
クラーク全体練習再開 神宮大会へ決意新た
秋季全道高校野球大会で優勝したクラークが15日、深川市の同校グラウンドで全体練習を再開させた。11月20日に開幕する明治神宮大会に向け、山中麟翔(りんと、2年)、辻田旭輝(2年)の両投手も再始動。全道制覇の立役者2人が全国舞台に向けてさらなる成長を誓った。
クラークを初優勝に導いた左右二枚看板が約1カ月後に開幕する明治神宮大会に向けて気持ちを新たにした。
エースナンバー「1」を背負った山中は1、2回戦で2試合連続完投勝利を挙げた。準々決勝でも5回無失点と好投したが、以降は辻田の登板を後ろから見守る機会が多くなり「負けられないと思った」。激しさを増すエース争いに「背番号1は譲りたくない」と闘志を燃やした。
辻田は大会直前に右手中指を負傷した影響で、準々決勝で初めてマウンドに上がった。万全な状態ではない中、準決勝は9回1失点で完投。決勝でも計6回1/3を1失点に抑えた。
けがは順調に回復しており、完全復活は目前。明治神宮大会では高校入学後から練習を積んできたチェンジアップも解禁するつもりで「投球の幅が広がる。もっと良い投球ができると思う」と自信をのぞかせた。