札幌GK菅野 5月3日の鹿島戦で39歳 「誕生日に勝ったらより気持ちいい」
■5月1日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
スタメン確実のベテランGK 狙うは完封&今季初2連勝
北海道コンサドーレ札幌は3日のホーム鹿島戦(札幌ドーム)へ向け、ハーフコートでパス交換の練習などを行った。勝ち点13で並ぶ相手との一戦。試合当日に39歳の誕生日を迎えるGK菅野孝憲は、開幕戦以来となる自身今季2度目の完封&今シーズン初のチーム2連勝を目指す。
バースデーゲーム勝ち越し中 札幌では今回の鹿島戦が初
03年のプロ入り後、21度目の誕生日。過去に誕生日にリーグ戦があったのは6度で、勝敗は3勝1分2敗と勝ち越し中。札幌では初めてのバースデーゲームとなる。「何年かに1回ありますけどね、連休中なんで。でもやっぱりね、自分の誕生日なんで勝って終わることが一番気持ちいい。どの試合でも勝つのは気持ちいいけど、誕生日に勝ったらより気持ちいい」と力を込めた。
プロ21年目も気力、体力とも衰え知らず 「常に今がベスト」
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チームはリーグ戦10試合で完封試合は2度。「やっぱり0で抑えることはすごく大事。僕らのサッカーは攻撃的なところで、一つのミスが常に失点につながる。でも、それを僕らが捨ててしまったら他のチームと一緒になってしまう。やることは変えないけど、イージーなミスをなくすのが課題」。リーグ2試合連続複数得点と勢いに乗る攻撃陣を、ベテランGKが最後方から力強く鼓舞する。
前回リーグ戦から中3日もコンディションは良好だ。昨季、初めてふくらはぎを2度、肉離れした。「けがとの付き合い方っていうのも、年齢とともに考えなくちゃいけない。20年目で初めて、そういう経験をしました。体は確実に変わってるとは思いますけど、常に今がベストだと思うし、いろんな経験や精神的な落ち着きは、若い頃にはなかったものでプラスになっている。でも、忘れちゃいけないのは常に貪欲になること。グラウンドに入れば年齢は関係ないし、そういう気持ちが切れたら、僕はもう引退する時だと思ってる。それはプロ1年目から変わってはない」。確かな技術と経験、そしてなによりも強いハートで、札幌のゴールマウスを死守する。