《鹿島戦前日》いつも以上に走る、戦うということが要求されるゲームになる
■5月2日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
―鹿島の印象
鹿島はやはり鹿島。ここまでJリーグの歴史の中で最もタイトルを獲っているチームであり、非常にプロフェッショナルなクラブ。今シーズンに関しては、非常に難しいスタートになってしまいましたけど、ただ前々節の新潟、前節のガンバ(G大阪)と連勝して、勢いのあるチーム。我々にとって難しいゲームになる。
―鹿島はここ2試合無失点で来ている。その堅守を崩すには
あの鹿島の守備を崩すには、やはり札幌の攻撃しかないだろう。
―ゴールデンウィーク3連戦の2試合目
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前節の横浜FC戦に勝利できたことは、チームに明るい雰囲気をもたらした。よりポジティブな中で2戦目を迎えることができている。(横浜FCは)今の順位を見ると簡単に勝てる相手だと思われがちだが、この10戦の中でも最も難しいゲームに数えられる試合だった。試合の展開やシチュエーションも含めて、しっかりと勝つことができたことは非常に良かった。
中3日で迎える連戦というのは、我々にとっては決して良いタイミングではない。やはりケガ人が多くいる、あるいは長期離脱した選手が復帰して間もない、という状況の中で、チームとしてもターンオーバーできるほどの余裕がないっていうのも事実。水曜日にゲームをした後に、また土曜日に中2日のゲームが待っている。この3試合をいかに良い形で乗り切れるかということを考えると、誰がスタートを切って、そして誰が交代で入ってくるかということも含め、よく考えて決断しなければいけない。ケガ明けで戻ってきた選手もいるが、こうした連戦の中で、どういうふうに起用していくかというのは非常に悩ましいところ。彼らのコンディションもまだまだ上がりきっていない部分もある。ケガの再発のリスクを考えると非常に難しい。
鹿島とのゲームっていうのはいつも以上に走る、戦うっていうのが要求されるゲームになるだろう。個々の球際のぶつかり合い、いかに五分五分のボールを拾っていけるか、というところの争いになっていく。そういう意味では走る、戦うっていうのは特に重要になる。