ファイターズ
2021/10/16 15:05

立野四回ラオウに3ラン被弾 「自分の甘さ出てしまった」

■日本ハム0ー3オリックス(15日、札幌ドーム)

 1球の重みをかみしめた。自身4連勝を懸けて先発した2年目の立野が一発に沈んだ。オリックス打線を2安打に抑え込みながら、そのうちの1本が取り返しのつかない3ラン被弾。「四回の四球2つとホームランを打たれた球に悔いが残ります。自分の甘さが出てしまったので、次回に向けてそこを詰めていきたい」と自戒を込めた。
 不安定な立ち上がりだったが、強気の姿勢を貫いた。四回は宗、紅林に四球を与え、無死一、二塁。最も警戒が必要な4番の杉本に対し、初球の135キロスプリットが浮いた。真ん中付近の甘い球を見逃してはくれない。外野手が一歩も動けない特大アーチを喫した。
 相性の良かった札幌ドームで初失点。ダメージは大きかったが、気を取り直して踏ん張った。左翼手・王のダイビングキャッチなど、味方の好守にも支えられ、6回86球を投げた。自らの連勝は途切れたが「野手の皆さんに助けられてなんとか試合を壊さずに投げ切れたと思います」と立野。手痛い黒星と引き換えに、成長につながる経験を胸に刻みつけた。

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