二刀流ドラ1ルーキー矢沢 2軍西武戦で投手デビュー 試合後は即1軍に合流してベンチ入り
■イースタン・リーグ4回戦 日本ハム11ー3西武(5月2日、カーミニークフィールド)
四回に2番手で登板 「感覚つかめなかった」と、いきなり2者連続四球など1安打2失点
二刀流ルーキーの矢沢宏太投手兼外野手(22)が2日、敵地で行われた2軍西武戦で、公式戦初登板を果たした。5-0の四回に2番手でマウンドに上り、1回19球を投げて1安打2四球の1奪三振2失点の内容だった。
圧巻の〝投手デビュー〟とはいかなかった。先頭から、いきなりの2者連続四球で無死一、二塁とピンチを迎えた。後続を空振り三振、一ゴロに抑え、2死一、三塁までこぎ着けたが、長谷川に2点三塁打を浴びた。それでも続く蛭間を投ゴロ。ドラ1対決を制し、追加点を与えなかった。
野手として1軍で15試合に出場しながら投手としても調整 4月30日にはプロ初本塁打
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難しいマウンドだった。ここまで野手として1軍で15試合に出場。4月30日のソフトバンク戦ではプロ初本塁打をマークした。野手での出場機会が多い中、投手調整も同時進行させてきた。「本当に(登板が)久々っていう感じでした。最初の2人は感覚がつかめなくて、イニングの中で、少しずつ良くなってきたかなっていうくらいで終わりました」と振り返った。
ただ、大きな一歩を踏み出したのも事実だ。「1イニングを投げきることを課題にしてきた。出力に関してはもっと上げられる」。試合後は即1軍に合流。出場機会はなかったが、ナイターの西武戦でベンチ入りした。
投打ともに、まだまだ伸びしろは十分。さらなる飛躍を期す。