ファイターズ
自慢の足で先制点もぎ取った五十幡 「クイックだったけど思い切って」二盗、三盗、スクイズで生還
■パ・リーグ4回戦 日本ハム7-1西武(5月2日、ベルーナドーム)
新庄監督も惚れ込んだ韋駄天 三回に中前打で出塁後、足技を存分に披露
これぞ真骨頂! 五十幡亮汰外野手(24)が2日の西武戦(ベルーナ)に「8番・中堅」でスタメン出場。2安打2盗塁2得点の活躍でチームの今季初3連勝に大きく貢献した。
自慢のスピードで先制点を演出した。いや、もぎ取った。足技を存分に見せつけたのは0-0の三回だ。先頭で打席に入ると、鮮やかに中前打。ここからが、スゴかった。西武の先発左腕・エンスが立て続けのけん制で警戒する中、1球目にすかさず二盗。これで終わらない。5球目には三塁も陥れた。
無死一塁が一気に無死三塁。となると、続く江越大賀外野手(30)のプレッシャーは一気に軽減する。きっちりとスクイズを決め、三走の五十幡は快足を飛ばして先制のホームを駆け抜けた。
新庄監督も惚れ込んだ韋駄天(いだてん)ぶりを発揮した。チームに流れを引き寄せたスピードスターは2盗塁を振り返り、「(エンスが)クイックだったんですけど、思い切って。行ってやろうというところが強かった」と胸を張った。