《FC東京戦後》我々の攻撃的なスタイルが成熟されてきている
■J1第12節 札幌5-1FC東京(6日、札幌ドーム)
-試合を振り返って
今日のゲームは、鹿島戦同様すばらしいゲームだった。このあいだも立ち上がりの15分間に決定機が何回かあって、そこで先制点が取れていれば、もしかしたら今日のような試合展開になったかもしれない。立ち上がりから非常に自分たちがアグレッシブな姿勢、そして相手に脅威を与える攻撃が出せていた中で、今日は先に点を取ることができた。そのことによって試合を思い通りの展開に持って行くことができたと思う。
鹿島戦も我々はすばらしい戦いを見せたが、残念ながらこのあいだは得点を奪うことができず敗れた。ただ今日は、自分たちが先に点が取れたことで、すばらしい展開に持って行くことができたと思う。ここ最近見せてくれる選手たちのパフォーマンスはすばらしいものがある。
我々はおそらくリーグで最も得点を取っているチームだと思う
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我々が敗れてしまうと、その戦いをなかなか評価しづらいのはよくわかる。けれども私は監督として自分のチームを評価するときに、結果だけでは評価していない。今我々はおそらくリーグで最も得点を取っているチームだと思う。過去の札幌を振り返れば、これだけリーグの中で得点を取り得るチームに変化をしているのは、非常に大きな変化であると思うし、我々の攻撃的なスタイルが成熟されてきているのではないか。私がもしニュートラルなサッカーファンの1人であったとしたら、私はおそらく札幌のゲームを毎試合見るだろう。自分で言うのも何だが、私たちはモダンな、そして危険な、そして非常に攻撃的な戦いを見せられているのではないかと思っている。
前半3点をリードしても、後半まだまだ攻め続けよう得点を重ねていこうとハーフタイムに選手たちへ話をした。リードすると、守備的にしてカウンターを狙う戦い方が、多くのチームのセオリーなのかもしれないが、我々はそうではなく、前半と同じように攻撃的な姿勢を崩さず、前からボールを奪い相手をコートに押し込んで、そしてゴールに直結するようなプレーを仕掛けていく。それが後半リードする展開の中で見せられたのは良かったんじゃないかと思う。
今日のゲームを戦ってくれた選手たちは非常によくやってくれたと思うし、こうした試合を見せてくれて結果をもつかみ取った選手たちを誇りに思う。本当に選手たちは日頃から積み重ねているものをピッチの上で表現してくれたと思うし、選手たちが非常に真面目に日々やってきた結果が、こういった舞台で結果として上がったことを非常にうれしく思う。
-攻守に躍動した菅の評価は
我々のチームの戦い方にポジションは関係ない。守備的な選手でも攻撃に関わらなければいけないし、攻撃的な選手も守備に関わらなければいけない。どこのポジションに入ってもチームのコンセプトの中でプレーする。だからこそ、どの選手がプレーしても得点するチャンスがゲームの中で生まれることが多い。今日は菅が2得点したが、それが他のポジションの選手に起こってもおかしくはない。今日は菅が2点取ったが、次の試合では馬場が2点取れるといいかなと思っている。
今日の夜はサッポロビールでみんなで乾杯しましょう
皆さんに1つ提案していいですか。今日は我々いいゲームを皆さんに見せることができたので、皆さんも非常に幸せな気分なのではないかなと思うので、今日の夜は(オフィシャルトップパートナーの)サッポロビールでみんなで乾杯しましょう。いいゲームだったので、ビールを楽しんでください。