ファイターズ
新庄監督 思い出の地・熊本でもパフォーマンス封印「今年は、もう少し待ってください」
野村監督率いる阪神時代のオープン戦で外野手ながら投手として登板
思い出の場所でも、主役は選手に譲るつもりだ。日本ハムの新庄剛志監督(51)が9日、現役時代に投手で試合に出場した熊本・藤崎台で、ソフトバンク戦に臨む。当時のように、地方球場に集まるファンを楽しませるアイデアを問われた指揮官は「今年は、もう少し待ってください」と、盛り上げ役を〝拒否〟した。現在、チームは5位。「(チームが)乗ってきたらね、俺も乗らせてもらおうかな」と将来的なパフォーマンス解禁をにおわせつつ、今はまだグラウンドでの勝負に集中する構えだ。
〝どうせ話題づくりだろう投法〟披露し 巨人の元木、二岡、後藤を3者凡退
1999年3月5日に藤崎台で行われた阪神対巨人のオープン戦。野村克也監督率いる猛虎軍団の一員だった新庄は、外野手ながら登板機会を与えられた。「はっきりとは覚えていないけど、(相手は)たぶん(元木)大介だった。(マウンドから見た)球場の雰囲気は覚えている。抑えようとかは別に全然考えていなくて、そのマウンドの雰囲気を楽しんだ。〝どうせ話題づくりだろう投法〟。ね、ノムさん、楽しませますよ、監督を、みたいな(笑)」。それでも結果は、元木、二岡、後藤を3者凡退に抑えた。