伊藤大海が9日ソフトバンク戦に先発 地方球場のマウンドも「あいべつとか網走でやってたので大丈夫」
前回登板で今季初勝利 「勝つことの喜び、楽しさを改めて感じた」
日本ハム・伊藤大海投手(25)が9日、ソフトバンク戦(熊本・リブワーク藤崎台球場)に先発する。前回登板2日の西武戦で今季初勝利を挙げ、「すごくホッとしたし、勝つことの喜び、楽しさを改めて感じたので、また次も勝ちにつながる投球ができたらいい」と意気込んだ。
「火の国」熊本には初見参。慣れない地方球場のマウンドとなるが、心配ご無用だ。苫駒大時代には網走、苫小牧、函館といった道内各地を転戦する道6大学リーグで腕を磨いてきた。「元々こっち(北海道)であいべつ球場とか網走とかでやっていたので、大丈夫だと思います」とニヤリと笑った。
投球のヒントをもらった石川亮(オリックス)に感謝 「かなり生きた」
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前回の雪辱を期す。ソフトバンクとは4月12日以来、今季2度目のマッチアップ。前回対戦では元チームメートの近藤に勝ち越し弾を浴びるなど、6回⅔を投げて8安打5失点で黒星を喫した。
タカ打線の去年との違いを問われると「近藤健介さんじゃないですかね」と苦笑い。打率と出塁率が高い好打者が加わったことにより、「前後の打者も、より思い切ってくるイメージが強くなった。そこを僕はすごく警戒しないといけない」と表情を引き締めた。
一つ壁を乗り越え、心身ともに成長した。前回登板で待望の今季初白星をマーク。投球のヒントをくれた元同僚・石川亮(オリックス)から祝福のメッセージが届いたそうで、「(助言が)かなり生きたと思います。むしろそれが一番というか」と感謝した。
思い通りの投球ができず、眠れぬ夜を過ごしてきた。「眠れるようになりましたし、気持ちがすごく前向きになるので、『あそこ寄ってみようかな』とか意欲的になってきた。挑戦したい気持ちを忘れちゃいけないんだなと改めて思いました」。気持ちを新たに、伊藤大海らしくひたむきに腕を振る。