ファイターズ
伊藤大海 長文メッセージくれたソフト近藤斬りで7回無失点の粘投
■パ・リーグ6回戦 日本ハム0-1ソフトバンク(5月9日、熊本・熊本・リブワーク藤崎台)
前回対戦で勝ち越し弾浴びた兄貴分を1安打に抑え 気迫のピッチング披露
日本ハム・伊藤大海投手(25)が9日、ソフトバンク戦(リブワーク藤崎台球場)に先発し、7安打を浴びながら7回無失点と粘投。前回対戦で勝ち越し弾を浴びた元チームメートの近藤健介外野手(29)を単打一本に封じるなど、再三のピンチを凌ぎ、気迫のこもったピッチングを見せた。
〝兄貴分〟と慕う近藤とこの日4度目の対戦は、0-0の七回2死一塁の場面で回ってきた。第1打席は右前打を許したが、第2打席は遊ゴロ、第3打席は二塁へのゴロ(記録は二失)に打ち取っていた。
七回2死一塁の場面では144キロ直球で空振り三振斬り 試合後に「ナイスピー!」
2球で追い込み、4球目の144キロ直球でバットに空を切らせると、右腕で豪快にガッツポーズ。「前回もやられていたので気持ちを入れて投げました。まあ、対策とかなかったですね。気持ちで負けてなかったかなと思います」。試合後、球場を出る際には、近藤から「ナイスピー!」と声を掛けられ、笑みがこぼれた。
勝てなかった時、手を差し伸べてくれていたのが近藤だった。今季初勝利を挙げた2日の西武戦(ベルーナドーム)後、伊藤は一通のメッセージを送った。「石川亮さんからも連絡が来ましたし、近藤さんも気に掛けてくれていたので僕から送りました」。