ファイターズ
松本剛欠場の打線沈黙 伊藤見殺しで新庄監督「点を取ってあげたかった」
■パ・リーグ6回戦 日本ハム0-1ソフトバンク(5月9日、熊本・熊本・リブワーク藤崎台)
今季3度目の完封負け 打線はアルカンタラの1安打のみで13三振
リーダーを欠いた打線は機能しなかった。日本ハムは9日、熊本でソフトバンクと対戦し、今季3度目の零封負けを喫した。打率.307をマークしている松本剛外野手(29)が両アキレス腱(けん)に不安を抱え、欠場。中軸を含めて組み替えを余儀なくされた打線は、大関友久投手(25)に手も足も出ず、三塁すら踏めなかった。
受難は続く。主力の故障が相次ぐ中、頼みの松本剛がスタメンから消えた。試合前に症状を確認した新庄監督は「アキレス腱の状態がおかしいということで、無理させられない」と判断。7日の楽天戦(エスコン)で同点弾を放っていたマルティネスを初めて3番に抜てきした。
しかし、安打はアルカンタラの左前打のみ。9回で13個の三振を奪われた。力投した先発の伊藤を援護できず「伊藤くんは良かったね。前回といい、きょうといい。取ってあげたかったですね、点を」と嘆いた。