ファイターズ
2023/05/15 16:00

鎌ケ谷新企画「待ってろエスコンF」 第1回は達孝太投手

スター候補生の今に迫る新企画 記念すべき第1回は21年ドラ1右腕

 2軍で泥にまみれながら己を磨くダイヤの原石たちにスポットを当てた新企画「待ってろエスコンF ~鎌ケ谷チャレンジャーズの今に迫る~」。近い将来、新球場のスターになる可能性を秘めた若きタレント候補の現状を掘り下げる。不定期連載の第1弾は、21年ドラフト1位の高卒2年目・達孝太投手(19)。昨季デビューを果たした長身右腕は今、何を目指し、何を考え、どのように毎日を過ごしているのか、話を聞いた。

追い求める理想像 日々進化を実感

―今季はここまで1軍出場はなく、2軍戦では4試合に先発して1勝1敗、防御率4・15。今の状況をどう捉えているか
「早く1軍に上がりたい気持ちはもちろんありますけど、焦らないようにしています。自分の目指す像があるので、結果どうこうよりも、まずそこに向かって今は走っています。完成度はまだ20%ぐらい。どうやったら達孝太を完成させられるか、それがモチベーションです」

―日々、完成に近づいている実感はあるか
「それはもちろん。1日に0.001%ぐらいかもしれないですけど(笑)。自分がデグロム(米レンジャーズ)を目指してマネしてやっても、それより上には行けないので、達孝太を達孝太なりにどうやって完成まで持っていくか。自分のスタイルのまま、それを完成形に近づけていきたい」

目指すは5年後の15勝 「意識せず、最終的にそこにいた、がいい」

―具体的な将来像は
「5年後に15勝できるピッチャーでいたい。でも、それを意識せずに日々できることだけをやって、最終的にそこにいた、という感じがいいのかもしれない」

―今一番意識していることは
「持っているものを全て出せる状態で1軍に上がりたいなと思うので、自分の良い状態を維持できるようにというのをメインに考えています」

まだまだ発展途上の19歳 体づくりを最重要視

―そのためにやっていることは
「もう体づくり。もっともっと成長していかないとダメなので」

―1日のタイムスケジュールは
「6時ぐらいに起きて、15分ぐらい朝風呂に入る。目覚めやすくなるので。その後は朝ご飯を食べて、試合日だったら9時、練習日だったら9時半の練習開始に合わせて、ウエートルームで体幹をやったり、コンディショニングをする。その日の体の状態に合わせて、ちょっと張っているなって思ったら、いろいろなストレッチのレパートリーがあるので、そこから引っ張ってきて体を動かします」

ルーティン確立 ウオーキングで体脂肪も減少

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