札幌市を表敬訪問したB1レバンガ北海道・折茂代表 26年からの新B1ライセンス取得に全力誓う
2022-23シーズンの活動を報告 来季は新ライセンス制度に向けた重要な年
B1レバンガ北海道の折茂武彦代表(52)と横田陽CEO(46)が10日、2022-23シーズンの結果報告に札幌市役所の秋元克広市長(67)を表敬訪問した。来シーズンは、26-27年から始まる新ライセンス制度に向けた審査が始まる重要な年。折茂代表は、新B1に必要な3条件①新基準アリーナ②平均動員4000人③売り上げ12億円の突破を誓った。
折茂代表「平均動員4000人を達成するため札幌市と連携を取りながらやっていければ」
今季は東地区での最下位を2季連続で免れたものの、全体では24チーム中20位。目標はチャンピオンシップ(CS)進出からB1残留へと下方修正し、なんとか最低条件はクリアした。折茂代表は「こういう結果になってしまったことは、クラブの代表として、本当に自分の責任だと痛感をしている。皆さんを失望させてしまったことは大変申し訳なく思ったシーズンだった」。来季へ向けては「平均動員4000人を達成するために札幌市と連携を取りながらやっていければ」と、これまで以上に協力体制を築いていくことを望んだ。
一番の課題は新基準を満たしたアリーナの確保 「我々だけの力では限界がある」
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今季平均動員数は3000人。新B1ではさらに1000人の積み上げが必要になるが、売り上げは12億円を超える見込み。一番の課題は年間109日の確保が必要な4000人収容可能な新基準のアリーナ。「我々だけの力では限界がもちろんありますし、そこは関係各所の方々と、いろんな協議をしながらだと思います」。現在ホームアリーナの札幌・北海きたえーるを含めて検討していく。
将来的に成績が昇降格に影響しないといっても、チームが強く、魅力がなければ人気は落ちるのが必然。ストーブリーグはCS終了後に本格化する。今季途中で退任した佐古賢一前HCの後を引き継いだ小野寺龍太郎HC代行(41)について、折茂代表は「チームが少し良い方向に進んだ。(続投も)視野に入れつつ、来季の構想を考えていければ」と話すにとどめた。さらに攻撃の中心、PF/Cショーン・ロング(30)についても「彼は間違いなく、このリーグでもトップクラスの選手。昨シーズン、今シーズンと、本当に得点、リバウンドで非常に貢献してくれた。僕個人としては、彼のことをリスペクトしていますし、非常に良い選手」と高評価は変わらず。全日程が終了次第、早々に来季の陣容を整えていく。
来季はこれまで通りのレギュレーション。「このステージで戦えるということが、CSに行くチャンスがあるということでもある。今季の反省を生かしつつ、来季しっかりと皆さんの期待に応えられるようなチームづくり、結果というものを出していければ」。1年後の今頃は、必ず日本一を懸けた戦いを繰り広げる。