北山 制球難で2連勝逃す 「必ず改善していかなきゃいけない」
■パ・リーグ8回戦 日本ハム3ー6ソフトバンク(5月11日、ペイペイドーム)
被安打2も4四球で〝自滅〟 先発転向後初の黒星
日本ハムの北山亘基投手(24)が今季2度目の先発に臨み、4回⅔を投げて3失点。4四球とコントロールに苦しみ、先発転向後では初黒星を喫し、「フォアボールが全てです」と悔やんだ。
試合後、北山は敗因を冷静に分析していた。「ボール自体は良かった」と7三振を奪ったが、打たれた安打2本に対し、与えた四球は4つ。「ヒット2本に対して、フォアボール4つと、(ホームランを除けば)5安打と一緒だと思う。打たれてつくったピンチではないので、もったいない。向こうにチャンスを与えたというか、流れも悪くなりますし、今後、必ず改善していかなきゃいけない」と淡々とした口調で語った。
課題は重々承知 「ビデオを見返して次につなげる」
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1点リードの三回、先頭の甲斐にソロ本塁打を許し、同点に追いつかれた。続く周東に四球を出し、盗塁と内野ゴロで1死三塁にとなり、近藤の中犠飛で勝ち越しを許した。五回には2死から、この日4個目の四球を与え、99球で交代を告げられた。
チーム事情により、シーズン途中に中継ぎから先発に転向。長いイニングを投げるため、与四球減は課題の一つだ。「出したくて、出しているわけではないっていうのが一番苦しい」と反省し、「もう一回きょう帰って、ビデオとかしっかり見返して、次につなげていけたらなと思います」と対策を考えていく。
まだまだ先発として発展途上 次回登板で名誉挽回だ!
この日は悔しい結果となったが、次回も先発を任されることになりそうだ。「そんなに多くないチャンスだと思う。その中で、いかにつかめるかというのは本当に大事だと思う」。〝教授〟の愛称で親しまれる北山だが、先発投手としてはまだまだ勉強中。「しっかり反省して、終わったことは仕方ないので、前を向いてしっかりやっていきたい。ありがとうございました!」。報道陣に丁寧にお辞儀をし、前を向いて球場を後にした。