新庄監督 積極継投が裏目 前夜火消しの斎藤綱が近藤に被弾
■パ・リーグ8回戦 日本ハム3-6ソフトバンク(5月11日、ペイペイドーム)
五回2死で北山降板 建山コーチ「四球でつながれると(苦しい)」
前夜の逆転劇の再現はならなかった。日本ハムは11日、敵地のペイペイドームでソフトバンクと対戦。新庄剛志監督(51)は10日の試合と同様、非情にも映る五回途中の継投を選択したが、裏目に出た。リリーフ陣がつかまり、4カード連続の勝ち越しを逃した。
先発の北山が五回2死までこぎつけた後、4つ目の四球を与えた。ここで、ベンチは動いた。1点ビハインドで、球数は99。あと1アウトで5回到達だったが、連投の斎藤綱が救援。建山投手コーチは「ああいうところから、また四球でつながれると(苦しい)。上位打線ですし、傷口が広がる前に代えました」と説明した。
斎藤綱2戦連続の好救援ならず 五回2死一塁で近藤に2ラン被弾
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10日は、先発の鈴木が好投も、五回1死で降板。得点圏に走者を置いた場面で2番手の斎藤綱が火消しに成功して、逆襲の流れを引き寄せた。しかしこの日は思惑通りに進まない。五回2死一塁から近藤に手痛い2ランを浴びた。
中継ぎ陣の踏ん張りに懸けた采配は、はまらなかった。建山コーチは「このところ、みんながチームに勝つチャンスを与える投球をしていた。ああいうところ(ピンチ)をしのいできたのですが、きょうはうまくいかなかった」と冷静に受け止めていた。
5カードぶりの負け越し 本拠地で仕切り直しへ
4月21~23日の楽天戦以来、久しぶりのカード負け越し。新庄監督は「また明後日からやっていく」とコメントを残し、足早に球場を後にした。13日からエスコンフィールド北海道でロッテとの連戦。悔しさは、本拠地に戻って晴らす。