新庄監督も期待の江越 ぴったり5年ぶりアーチ 敗戦も意地見せた
■パ・リーグ8回戦 日本ハム3ー6ソフトバンク(5月11日、ペイペイドーム)
七回1死走者なし 津森のアウトコース直球捉えた
日本ハムの江越大賀外野手(30)が11日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に「8番・中堅」で先発出場。阪神からトレードで加入し、新庄監督が大きな期待を寄せる逸材が、七回に2018年以来の本塁打となる今季1号ソロを放った。
5年ぶりの一発にも、表情を変えずにダイヤモンドを一周した。七回1死で迎えた第3打席。1ボールから津森の投じた外角直球を左中間ホームランテラスへ叩き込んだ。「ちょっと詰まったので入ると思わなかったです」と手応えはなかった。
前回も悔しい敗戦「打たない方がいいかも」
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前回の本塁打も、この日と同じ5月11日だった。「(投手は広島の)ジョンソンですよね」と鮮明に覚えているが、チームは1ー14で敗れた。「今日も負けちゃいましたね。打たない方がいいかも」と苦笑い。四回には2死一、二塁の好機で見逃し三振に倒れ、「前の打席で打っていれば、もう少し展開も違ったと思います。そこですかね」と悔やんだ。
プロ9年目の覚醒 満身創痍も結果出し続けるロマン砲
3月上旬に骨折した右手首だけでなく、4月中旬には左のあばら骨も骨折。「手首はちょっと痛いですね」と明かすなど、満身創痍で試合に出続けている。
手負いの中でも10日のソフトバンク戦では7年ぶりとなる複数安打をマーク。プロ9年目を迎えたロマン砲が、新天地で覚醒の時を迎えている。