新庄監督 ローテ組み替え 鈴木フル活用&3本柱負担軽減
先発ローテ微調整 好調鈴木の存在が下支え
日本ハムの新庄剛志監督(51)が先発ローテーションのテコ入れを決めた。目的は、ここまで3勝1敗で防御率0・64をマークしている鈴木健矢投手(25)のフル活用と、3本柱の疲労軽減だ。基本となる6人の顔ぶれは変わらないが、登板順や間隔を見直し、5月反攻を加速させるために、手を打つ。
強みを最大限に生かすため、ローテを組み替える。建山投手コーチは抜群の安定感を誇る鈴木の起用法に触れ「健矢は良くても五、六回で代わるし、(間隔を)短くしてどんどん投げさせたほうがいい」と指摘。今季は立ち上がりが良く、試合中盤までほぼ完璧に封じている。新庄監督は1試合で投じる球数を減らし、中5日や中4日のスパンで先発させるプランを描いている。
加藤貴、上沢、伊藤の疲労も考慮 離脱許されない先発ローテの核
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本拠地で行われる13日からのロッテ2連戦は、中7日の加藤貴、中6日のメネズが先発。同じく16日からの西武3連戦は、中5日の鈴木、中10日の上沢、中8日の伊藤が登板する見込み。19日のオリックス戦(京セラドーム)は中7日の北山に託す可能性が高そうだ。
エース各の3人は中7日以上、間隔が空く。建山投手コーチは「(伊藤)大海はWBCから帰ってきてずっと休みなしでやって大変だった。そこが大きい」ともう一つの意図を説明。同様に開幕からローテを守ってきた加藤貴、上沢の疲労にも配慮した。
苦しい台所事情 新庄監督ら首脳陣が導き出す最善策
開幕ローテ入りしていた金村、ポンセが負傷で離脱。2軍もけが人が多く、先発投手は明らかに不足している。今は、限られたメンバーで戦うしかない時期。首脳陣は長いペナントレースを見据え、さまざまな可能性を探り、最善策を導き出す。