《湘南戦前日》ここまで連勝できていないので、重要なゲームになる
■5月12日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
-前節のFC東京戦(5〇1)で大勝。この1週間のチームの雰囲気は
あのような試合の後なので今週のチームの雰囲気は非常に良かった。ただチームとしてはここまで連勝できていない。コンスタントに自分たちがいいゲームをして勝利を重ねることができていないので、明日の湘南戦は、そういう意味でも我々にとって非常に重要なゲームだと思っている。
-対戦相手の湘南の印象は
湘南は監督が代わっても、走る、戦うというスタイルをベースにし常に全員でハードワークしてくるチームだ。それに加えて昨年よりもボールを持ったときの攻撃の部分でいいものが見せられており、そういう意味でも非常に難しいゲームになると思う。前線には能力のある選手も揃っていて非常に手強い相手だ。
お互いがハードワークする中で、走る戦うといった部分が強調されるゲームになると思うし、それに加えて相手の前線の選手たちをしっかり自分たちが抑えていけるかというのも重要な部分だ。
日本は世界のリーグのトップ7に入っていい
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
-Jリーグが30周年を迎えた
Jリーグは年々レベルが上がっていっていると思うし、私が知る17シーズンの中でも、それを感じることができる。Jリーグから海外のチームに出て行く選手が増えているのがその証拠だと思うし、海外でプレーするだけではなくトップリーグで活躍できる選手が出てきているのが多く見られており、それはリーグ全体のレベルがいかに高いかを示しているし、Jリーグだけでなくサッカー界全体がすばらしい仕事をしているからこそ、そうした選手たちが出てくると思っている。
私自身は、世界のリーグを見渡しても、日本はトップ7に入ってもいいかなというくらい、非常にレベルの高いリーグ。そして非常にオーガナイズ(組織化)されたリーグであるというふうに思っている。今後もリーグが様々な試行錯誤を重ねながら、発展していくことを願っている。
私が来る以前は、ヨーロッパの人たち、あるいは世界の人たちが、日本のJリーグがどのようなものかをほとんど知らなかったと思う。だが私が来てからの17年間の中で、日本に対する注目は年々高まっていると思う。それは日本代表であったり、あるいは海外で活躍する選手たちがJリーグで育ち、Jリーグから飛び出しているのが1つの大きな理由として挙げられる。
Jリーグで長年にわたり仕事をさせていただいて誇りに思っている
私自身も、このJリーグというすばらしいリーグで長年にわたり仕事をさせていただいていることを幸せに思っているし、このリーグのことを誇りに思っている。