「タイの至宝」札幌MFスパチョークがリーグ戦初ゴール 「これから積み重ねていきたい」
■J1第13節 湘南2-4札幌(13日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)
北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFスパチョーク(24)が、来日2シーズン目で待望のリーグ戦初ゴールを決めた。
後半42分、MFルーカス・フェルナンデス(29)からのパスを左サイドのペナルティーエリアライン付近で受けると、細かいタッチで相手DFとの間合いを広げる。角度があまり無いところから右足を振り抜くと巻いた軌道の鋭いシュートがゴールの右サイドネットに突き刺さった。「ボールをもらった瞬間、タイでいつもやっていたシュートを撃ってみようと思ってシュートしました」。得意とする形で記念すべきゴールを決めた。その舞台となったのは、くしくも22年8月7日に日本デビューを飾った平塚の地だった。
22年8月、平塚でJデビュー
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昨シーズン途中に札幌へ加入。日本デビュー戦ではMF青木亮太(27)のゴールをアシストするなど、高い攻撃センスを披露していたものの、タレントが揃う攻撃陣の中でなかなか出場機会をつかむことができず、苦しい時期を過ごした。だが「日々の厳しい練習を行っていくしかない」と地道に練習でアピールを続け、23年4月19日のルヴァン杯鳥栖戦で公式戦来日初ゴールを含む2ゴールをゲット。そしてついにこの日、リーグ戦でのゴールを成し遂げた。
「これから2点、3点と積み重ねていきたいし、結果を残せるよう頑張っていきたい」。ついに真価を発揮した「タイの至宝」が、好調を維持する札幌攻撃陣をさらに加速させていく。
チームJ1初のリーグ戦2試合連続4得点以上
〇…前節のFC東京戦(5〇1)に続き、この日も4得点をマークした札幌。リーグ戦で2試合連続4得点以上はJ1ではチーム史上初となった。J2では1999年8月23日山形戦(4〇1)と8月29日FC東京戦(4〇1)、2006年9月23日湘南戦(6〇1)と9月27日徳島戦(6〇0)で2度達成している。