ファイターズ
2023/05/14 21:25

田中瑛 7カ月ぶり復帰戦でいきなり150キロ「意外と出力が上がっているかも」

右肩痛から復帰し、今季初登板で1回を3者凡退に抑えた田中瑛(撮影・近藤裕介)

■イースタン・リーグ8回戦 ロッテ5ー0日本ハム(5月14日、鎌ケ谷スタジアム)

華麗なる復帰登板 2Kの3者凡退&150キロ計測

 復活の150キロだ。右肩痛で戦列を離れていた日本ハムの田中瑛斗投手(23)が14日、2軍ロッテ戦(鎌ケ谷)で約7カ月ぶりに実戦復帰。四回から2番手で登板し、1回を2奪三振で3者凡退に抑えた。

 2死からアポステルに投じた5球目は、この日最速の150キロを計測。「びっくりしました。練習やブルペンでは一回も出なかったので。勝手にアドレナリンが出たのかな。(けがをする)前の自分だったら、150キロは出ていない力感だった。意外と出力が上がっているかもしれない」とリハビリの成果を実感していた。

手応えも十分 「一番良い結果。全体的にまとまっていました」

 ようやくたどり着いた今季初登板で、不安を吹き飛ばした。まずは先頭の菅野をチェンジアップで空振り三振に仕留め、続く松川は初球のスライダーを打たせて右飛。最後はアポステルから、同じくスライダーで空振り三振を奪った。「一番良い結果。全体的にまとまっていました。ここまで長かった。やっとって感じです。きょうぐらいのピッチングが継続してできたら、めっちゃいい」と手応え十分の内容だった。

支配下勝ち取りプロ初勝利を飾った昨季 代償は大きかった

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