決めたら負けない札幌MF駒井 19日の古巣・京都戦で狙う初のリーグ2戦連発
■5月15日、札幌ドームサブグラウンド
クラブ4シーズンぶりのリーグ3連勝が懸かる京都戦
北海道コンサドーレ札幌は15日、札幌ドームサブグラウンドでミニゲームなどを行った。13日の湘南戦で今季初ゴールを決めたMF駒井善成(30)は19日のホーム京都戦でリーグ戦初の2戦連続ゴールを決め、自らを育ててくれた古巣に恩返しすることを誓った。2019年以来の3連勝をチームにもたらす。
Jリーグとともに成長してきたユーティリティープレーヤー
5月15日は「Jリーグの日」。6月6日に31歳を迎える駒井はほぼ〝同学年〟。前節の湘南戦はJリーグ30周年記念試合に設定され、そこで記念すべき先制ゴールを決めて勝利に導いた。「Jリーグは本当に日々、毎年、毎年進化してると思います。僕がプロ1年目に入った時よりも、今の方がレベルは確実に上がってる。選手の質、スタジアム、リーグの制度であったり。レベルアップしてる中で、本当に一緒に成長させてもらってるなっていうのはすごく感じます」
古巣への感謝を胸にピッチへ 「勝ち点3を全力で狙う」
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京都出身。小学4年生から京都の下部組織で育った。U18では主将も務め、2011年から15年までトップチームでプレーした。「結構いろんな監督の元でやらせてもらったんですけど、京都自体がすごくポゼッション重視のサッカーだったので、相手がこう来たらこうとか、相手のポジショニングでとか、相手を見てサッカーをするってところをすごく教わったので、今に通じているかな。僕の人生の大半を占めるぐらい(ユニホームに)袖を通してきたクラブなので、とても思い入れがあるクラブ。そういうクラブと試合ができるのは、やっぱ自分の中で特別。おのずとテンションも上がっていきますし、負けたくないって気持ちも、もちろんある。今は札幌の選手なので、勝点3を全力で狙いにいきたい」と力を込めた。
影響を受けた道産子Jリーガー山瀬 「自分もやらないと」
さらに京都では、2013年から3シーズン、元札幌の道産子・山瀬功治(41、現J2山口)とプレー。「家に呼んでもらったり、ご飯を一緒に食べさせてもらったり。プレーの面でも、練習前や練習後のストイックな姿を見てきた。そういう選手が近くにいたのは、今のサッカー人生の大きなものになっています。功治さんみたいな日本代表、実力、キャリアのある人が、練習前、練習後、こういうふうにやってるんだなっていうのを間近で見てきたので、自分もやらないとなっていうふうにはなりました。そういうお手本がいたので、僕はとても恵まれた環境だった」と大いに影響を受けたという。
札幌でも得点試合は10戦全勝 不敗神話継続だ
次節、自身初のリーグ2戦連続得点が懸かる。「必ずと言っていいほど、(得点は)先制点のタイプ」。駒井がリーグ戦で得点を決めたのは23試合(1試合2得点が2試合)で、先制ゴールが13点と半分以上だ。さらに、その23試合は22勝1分と負けなしで、札幌加入後は10戦全勝だ。「京都戦でも先制点を決められたらなと思います」。頼れる背番号14の一撃で先手を奪い、不敗神話を継続させる。