ファイターズ
堀「運が良かった」初の最優秀中継ぎ確定
■日本ハム1ー1オリックス(16日、札幌ドーム)
四球から同点打 悔しい登板に
悔しい登板となったが、堀が自身初となる最優秀中継ぎ投手のタイトルを確定させた。残り試合数から他の投手が上回る可能性がなくなり、41ホールドポイントでの獲得が決定。「正直な感想は、運が良かったなという思いが強い」と控えめに喜んだ。
プロ5年目の今季はここまで58試合に登板して、防御率2.45で3勝2敗、38ホールド。師匠と慕う宮西の不調も重なり、勝利の方程式の一角を担うまで成長を遂げた。
栄誉をつかんでも、至って冷静だ。「ミヤさん(宮西)があまり調子がよろしくない時に、いいところで投げられる運が回ってきた。他の球団を見ても、上位にいたはずの投手が後ろに回ったり、離脱したりとか、本当に運が良かった」と分析した。
この日は1点リードの八回から2番手でマウンドに上がり、四球で走者を出して同点打を献上。自身のタイトル獲得に花を添えることはできなかったが、やり返すチャンスはまだある。
「きょうはきょうで切り替えて、あすからチームの勝利に貢献できるように投げていきたい」。タイトルホルダーの仲間入りを果たした左腕は、頼もしく誓った。
(中田愛沙美)