札幌MF小野がJ30ベストイレブンに
■5月16日、札幌ドームサブグラウンド
北海道コンサドーレ札幌のMF小野伸二(43)が、15日に発表された「明治安田J30ベストアウォーズ」で、ベストイレブンに選出された。Jリーグ30周年を記念して実施されたもので、ファン・サポーター投票および選考委員会の推薦によって歴代ベストイレブンの11人を決定。30年間にプレーした幾多のプレーヤーの中から、Jリーグを象徴する1人として小野の名前が歴史に刻まれることとなった。
「Jリーグでプレーしている時間数も少ない中で、選ばれていいのかな」
受賞について小野は「そんなにJリーグでプレーしている時間数も多くない中で、選ばれていいのかなという気持ちもありますけど、そうやって選ばれたのはうれしいこと」と口にする。それだけJリーグを観てきた人々に強烈なインパクトを与え続けてきた証拠だろう。「いろいろな人の記憶の中に、いつまでも自分のプレーを覚えていただけることが、まず大事なことだと思っています」。
MVPは磐田MF遠藤「妥当じゃないかな」
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今回のアウォーズのMVPには、準優勝を果たした1999年のワールドユース選手権や2006年のドイツW杯など長年日本代表でも共闘してきた〝黄金世代〟の1人、J2磐田MF遠藤保仁(43)が選ばれた。「Jリーグもそうですし、日本代表でもそう。試合数も含めて、どれを取ってもすばらしい結果、成績を残している選手なので、妥当じゃないかなと思います」と、小野も納得の結果だったようだ。
「海外を経験した人たちが、Jリーグを盛り上げていく」
「Jリーグが30年続いてきたのはとてもいいこと。これが40年、50年、100年とずっと続いていくために、海外などいろいろな経験をした人たちが、Jリーグをどうやって盛り上げていくかを考えていくこともこれからあると思う。変わっていくところに今は立っているのかなと思います」。創設から30年を経過してなお進化を続けているJリーグの中で、小野がこれからも光り輝くプレーを見せ続けていく。