伊藤 ヒーローは漁師の父 18日の西武戦に先発登板
新庄監督デザインのユニホームにやる気倍増 目指すは新球場初勝利
日本ハムの伊藤大海投手(25)が18日の西武戦(エスコンフィールド北海道)に先発する。新庄監督がデザインした真っ赤な襟付きユニホームでの登板に向けて「運気が上がりそうなので、あやかりたいです」とニッコリ。ど派手な戦闘服に身を包み、新球場での初白星を目指す。
道産子右腕にとって、赤色はグラブにも使用する勝負カラー。「身に着けることはあっても、着ることはない」というが「いつもと違うことすると気分が上がりますし、情けないピッチングにならないように頑張りたいです」と意気込む。
ヒーローは父・清光さん 「命懸けで海に出る。本当にカッコいい」
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限定ユニホームは「野球=ヒーローがカッコいいプレーを見せる」がテーマ。伊藤のヒーローは、鹿部町で暮らす父・清光さんだという。「やっぱりずっとオヤジの姿を見て育ったので、一番強いし、一番かっこいいと思っています」
父はたこつぼ漁を営む漁師。「大げさじゃなく、命懸けで海に出る。本当に生きて帰ってくるか分からないので、本当にカッコいい」と尊敬している。連絡を取るのは「誕生日と父の日と自分の誕生日くらいです」というが、球場にも応援に駆け付けてくれている。
前回は7回無失点と好投 中8日で調整は万全
中継ぎとしてフル回転したWBCの疲労を考慮して、7回無失点と好投した9日のソフトバンク戦(熊本)以来、中8日での登板。「万全です。体も元気です。いい時間をもらいました。フレッシュな状態で入れます」と表情は明るい。エスコンフィールド北海道で、伊藤が父のようなかっこいいヒーローになる。