ファイターズ
2023/05/18 18:15

《岩本勉のガン流F論》谷内は、ベンチにいながら試合の中に立っている選手

■パ・リーグ9回戦 西武2ー6日本ハム(5月18日、エスコンフィールド北海道)

カウント2ー1からの空振り 試合を決めにきていた谷内 

 谷内の集中力が勝利をたぐり寄せた。2―2の七回2死満塁。途中出場の谷内がこの試合初打席に立った。そこで見事に決勝打。縁の下の力持ち、または守備固めの選手という印象が強い。ただ、この日ばかりは完全に決めにいっていた。

 カウント2―1とボール先行となった時点で私は、2ストライクまでじっくりと待ち、そこから粘りの勝負に出ると予想していた。だが、違った。4球目を空振り。そこには、決めにきている谷内がいた。

強い気持ちと思い切った踏み込み 

 最後は6球目の真ん中直球をセンター前にはじき返した。強い気持ちと思い切った踏み込みで、バットの芯よりやや内側に当たったが、強烈な打球を運んだ。

なぜ守備でも攻撃でも勝負強さを発揮できるのか それは…

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