今季３度目の先発マウンドへ　「ストライクゾーンでどんどん勝負」

　日本ハムの北山亘基投手（２４）が２０日、京セラドームで行われるオリックス戦で先発する。前回１１日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）は４四球を与えるなど、制球に苦しみ、五回途中３失点で降板。修正点は明確で「無駄な四球を出してしまったのが一番の課題。いきなり難しいことをやろうとしてもできない。ストライクゾーンでどんどん勝負して、結果的に抑えられたら」と本番を見据えていた。

　４月に中継ぎから転向し、１軍では今季３度目の先発になる。前回はプロ最多９９球を投げた。ダメージは残っていない。「球数がかさんでも、球威が著しく落ちるとか、今のところはない」と振り返り、高い適応能力を示している。

　オリックスの先発は日本球界を代表する山本だが、気後れすることはない。「誰が見てもすごい投手だと思う。でもそこは関係ない。僕は自分のピッチングに集中して。相手がどうこうではない。目の前の課題にしっかり向き合う」。大きな可能性を秘めた２年目右腕は、一つのアウトに執着し、腕を振る。