《京都戦後》球際が強く出足が速い京都に対して、負けない部分を見せてくれた
■J1第14節 札幌2-1京都(5月19日、札幌ドーム)
-試合を振り返って
今日のゲームが非常に難しくなることは予想していた。相手が我々の前からのプレスに対して、パトリック選手目がけてロングボールを蹴ってくるというのは予想していた通りだった。ただ、選手たちはしっかりと立ち上がりからコントロールし、その中で先制点を取ることに成功した。その後、2点目を取るチャンスがあったが、なかなかそこを決めきれなかった。前半の終わりぐらいから相手のロングボールに対してセカンドボールが拾えず、押し込まれる時間帯があり、終了間際に同点に追いつかれるゴールを決められてしまった。
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後半に入っても、選手たちは引き続き非常に良い戦いを見せてくれた。今日はハーフタイムで宮澤がケガで交代しなければならず、田中駿汰もケガで交代せざるを得ず、途中で入った馬場もケガで交代しなければいけないという非常に予想外なアクシデントが起こったゲームだったが、途中で入った中村、ルーカス、スパチョークがそれぞれの役割を果たし、チームのために貢献してくれた。
その中で、浅野の素晴らしい形からのゴールが生まれて、リードすることができた。最後まで長いボールや、球際が強く出足が速い京都に対して、簡単なゲームにはならなかったが、選手たちはしっかりと走る、戦うといった取り組みで、相手に負けない部分を見せてくれたし、見事に勝利をつかんでくれた。サポーターの後押しがあってこその選手たちの頑張りだったと思うし、札幌、北海道が一丸となってつかみ取った勝利だ。