来年はプロ１０年目を迎える正妻候補　勝負のシーズンに抱く思いとは

　日本ハムの清水優心捕手が２２日、２７歳の誕生日を迎えた。プロ９年目の今季は開幕から１軍に帯同。主に上沢直之投手（２９）の登板試合で先発マスクを被り、１７日の西武戦（エスコンフィールド北海道）では自らの決勝打と巧みなリードで、エースの完封勝利をアシストした。キャリアも中堅に差し掛かった今、正妻候補は何を思い、勝負のシーズンを過ごしているのかー。胸に抱くさまざまな感情を言葉に乗せた。

ー入団当初に思い描いた２７歳になれていますか
「来年になれば１０年目ですか。『こんなにプロ野球でできると思っていなかった』という気持ちと『もっとできた…ふがいない』という２つの気持ちがあります」

ー昨季は１軍に定着した２０１７年以来、最少の３０試合出場にとどまりました。２６歳の１年を振り返ると
「この１年は結果として良くなかった。でも、いろいろ経験と勉強ができたと思ってプラスに捉えています。２軍にいたら（いずれは）野球が出来なくなる。１軍でやってナンボだと、あらためて感じることができました。みんな１軍で結果を残すために２軍でやっていますが、それでも１軍でプレーできない選手がたくさんいる。そういう選手と一緒にやりながら、１軍にいることの大事さを学びました」

ー心機一転。誕生日を迎えて目標を立てるなら
「数字の目標はないけど、１軍でしっかり結果を残したいですね。出た試合で１つ１つ良いプレーができれば次につながると思います。１年間、１軍にいることが自分の中で最低限の目標。そこをクリアできれば数字は付いてくると思っています」

強いチームは良い波や雰囲気をつくって、みんなが乗って行く

ー今季は試合中に思い切り喜びを表現している姿が目立ちます。２０日のオリックス戦（京セラドーム）では、細川の適時三塁打をベンチで盛り上げていました
「自分のことのように嬉しかったです。僕よりも年下の子が出て必死にプレーしていますが、時には失敗して気持ちが沈むことがあると思います。僕は浮き沈みが激しかったので、先輩がそういう姿を見せてくれると気持ちが楽になったりしていました。ベンチでもできることがあるなら、そういう風にやってあげたい。強いチームは良い波や雰囲気をつくって、みんなが乗って行きます。少しでもプラスになるような雰囲気にして、自分の気持ちも上げていきたいです」

ー去年からプレー面の変化はありますか
「いろいろ変えました。打撃に関してもキャッチャーの方でも。まだ（シーズンは）序盤で、体も色々変わるので微調整が難しいです。でも状態は悪くない。もっともっと上がってくると思っています」