■Ｂ１第３節（１７日、札幌・北海きたえーる）
　東地区１０位のレバンガ北海道は、７２―６９で新潟に逆転勝利。今季初の２連勝を達成した。ＰＦ／Ｃショーン・ロング（２８）が両チーム最多の２２得点をマークするなど、最大１８点差を追い付いた。２連勝は、昨季３月６日の広島戦以来。次節（２３、２４日）は敵地で３位・川崎と対戦する。

　今季韓国リーグから新加入のロングが自身最多の２２得点。今季初の２連勝に導いた。初のＭＶＰで賞金１０万円もゲットし「お金は好きなので頂ければ。何より今週二つ勝ててうれしい」と声を弾ませた。
　今季初勝利を上げた１６日とは一転、立ち上がりから苦しい展開を強いられた。佐古ＨＣは「後手後手になってしまった」と、第１クオーター（Ｑ）終了時点で１５点差をつけられた。第２Ｑに入るとようやくエンジンが掛かり、ロングの９得点などで、５点差まで追い上げ、後半へ突入した。
　そして第３Ｑ。指揮官が「分岐点だった」とたたえたのが、ロングの圧巻プレーだ。４４―４９で迎えた７分すぎ、ゴール右斜めから３点シュートを決めると、続けてドリブルから切れ込みフックシュートで同点に追い付いた。「ビッグショットを決められてうれしい」と直後の逆転につなげ、胸を張った。
　第４Ｑには、同じく新加入のＰＦブルックスからのリング付近へのパスをそのまま豪快にアリウープ。「目が合った。日々の練習からの共通認識があった」と、空中のホットライン形成に胸を張った。
　次節は敵地で３位・川崎と対戦。２０１８年１月の勝利以来、１１連敗中だが、「これからも勝ちを積み重ねていきたい」とキッパリ。難敵を打ち砕き、連勝街道に乗る。
（西川薫）

観光応援宣言　道内集客に一役

○…レバンガが北海道観光業界の盛り上げに一役買う。「北海道観光応援宣言！」と題し、この日の会場には北海道観光振興機構のＰＲキャラクター・キュンちゃんが来場。プロモーション活動を行った。今後は自治体のＰＲブース設置や、道内観光地の宣伝活動を行う計画で、北海道への集客活動に貢献する。