札幌特別指定DF岡田大和が先発へ 「爪痕を残せるように、積極的にプレーしたい」
■5月23日、札幌ドームサブグラウンド
先週から練習に合流
2024年シーズンから北海道コンサドーレ札幌加入が内定している福岡大4年のDF岡田大和(21)。先週から札幌の練習に合流しており、24日のルヴァン杯横浜M戦(札幌ドーム、19時キックオフ)でも特別指定選手として18人のメンバー入りが濃厚だ。ここまでルヴァン杯2試合に出場している岡田に、プロの世界での戦い、横浜M戦への意気込み、そして先日発表された大卒の同期について話を聞いた。
「今のままではダメだな」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「やっぱり大学とは全然違うので、今のままではダメだなとはすごく思っています」。3月8日のルヴァン杯鳥栖戦(駅スタ、0△0)に3バック左のポジションでJデビューを果たすも、ハーフタイムでピッチを退いた。2戦目となった4月5日のルヴァン杯横浜M戦(ニッパツ、1●2)でも左ウイングバックで先発したが、後半17分に途中交代している。
「連続した動きの部分を意識してやってきた」
横浜M戦後に福岡大へ戻り、大学のサッカー部でプレーしていたが、その活動の中で自身の反省点を改善しようと努力を続けている。「こっち(札幌)に来ても結構言われているけど、連続した動きの部分、僕は結構止まってしまうことが多いので、大学でも結構意識しています。あとは止める、蹴るというところの正確性は、(プロの)試合に出てから大学でも結構意識してやるようになりました」。本格的にプロとしての戦いが始まる来季に向け地道に己を磨き続ける。
公式戦初ゴールで「ドームの観衆を沸かせる」
23日の練習で行われた11対11では、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)から直々に「ポジショニングだったり、近くの選手とコミュニケーションを取って、誰が誰を見るのかをはっきりしよう」とアドバイスを受けていた。指揮官からの期待を受けて臨む一戦。「出るからにはチームの勝利に貢献したいし、ただ何となく出て終わりじゃなくて個人としても爪痕を残せるように、積極的にプレーしたい」と意気込む。その爪痕のひとつとなるのが公式戦初ゴールだ。アウェー横浜M戦では惜しいシュートを放ったが、枠をとらえることができなかった。「まだ枠に入っていないので、まずは枠に入れて点を取れたら一番最高ですね」。大きな武器である左足のパンチ力で札幌ドームの観衆を沸かせるシーンをつくり出す。
〝同級生〟田中克の加入「やっと決めたんだ」
頼もしい〝同級生〟の加入が決まった。5月17日、明治大4年のMF田中克幸(21)の内定が発表された。「元々名前は知っていたけど、沖縄キャンプで仲良くなって3月のデンソー(カップ)でも同じ場所にいたので話したりしました。(加入が決まって)僕からおめでとうって言いました」。同期入団となる田中克とのコミュニケーションはよく取っているようだ。「前からここ(札幌)に来たいっていうのは聞いていたので、やっと決めたんだって感じです」。札幌の将来を担う2人の共演が実現する日が、今から待ち遠しい。