昇格即登板の長谷川 〝師匠〟宮西から「ナイス」と声をかけられ「3文字でも十分重いです」
■パ・リーグ9回戦 ソフトバンク4-2日本ハム(5月23日、エスコンフィールド北海道)
2点差の九回に6番手で今季初登板 ピンチで柳田、栗原斬り
日本ハム・長谷川威展投手(23)が23日、今季初昇格で即登板。2点ビハインドの九回に6番手でマウンドに上がり、ピンチを招いたものの1回無失点に抑えた。
1死一、三塁で打者は4番・柳田。真っ向勝負で絶体絶命の場面をゼロで切り抜けた。フルカウントから142キロ直球で詰まらせて遊飛に打ち取り、続く栗原は右飛に仕留めた。「何とか耐えたっていう感じで。一安心ですね」と、ほっとした表情を浮かべた。
1月の合同自主トレでは同じサイド左腕の宮西に弟子入り
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このオフは同じサイド左腕で憧れの宮西に弟子入り。1月に行われた合同自主トレに参加し、リリーバーの心得を学んだ。「勉強になりましたし、技術面もそうですし、取り組み方も間近で見られたので、ファームにいる間もそれを忘れないでやってきた」。開幕1軍切符は逃したが、その教えを守ってきた。この日の登板後は〝師匠〟から「ナイス」と声を掛けられ、「そのナイスの重みが、僕にはその3文字でも十分重いです」と喜びをかみしめた。
公式戦初のホームに「緊張もしたし、温かさも感じました」
ルーキーイヤーの昨季は2試合に登板したが、共にビジターだった。公式戦で初めてホームのマウンドに立ち、「緊張もしたし、温かさも感じました。3ボールになった時の拍手にすごく背中を押されたなという感覚がありました」。鉄腕からの金言を胸に、長谷川はアピールを続けていく。