上沢が1000投球回達成 弟分の伊藤が語るエース右腕の魅力とは
ロッカーが隣の伊藤 投球に関する情報交換は日常茶飯事
日本ハムの上沢直之投手(29)が24日、ソフトバンク戦(エスコンフィールド北海道)に先発し、7回5安打2失点。119球の熱投を披露し、プロ野球史上364人目となる通算1000投球回を達成した。ともに先発ローテーションの柱を担う伊藤大海投手(25)が〝兄貴分〟として慕う右腕の魅力を語った。
4学年違いの2人は、エスコンフィールド北海道のロッカーが隣同士。いつも同じ時期に悩むことが多く、ピッチングの情報交換をするという。伊藤は「悪いところを『こうなっちゃうんですよね』と言うと『俺も』と。悪くなるタイミングが同じ。技術的な話をすることが多いです」と明かす。
共に苦しんだ今季開幕直後 励まし合いながら難局を打破
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今年4月の開幕直後は、共に苦しい時期を過ごした。「どっちもひどすぎて、2人とも何も言えなかった。どっちも気を遣っていた感じでしたね」。いつも明るい先輩右腕が「珍しく結構、落ち込んでいたような気がします。深刻そうでした」。互いに励まし合い、困難を乗り越えた。
プロ野球界のイロハを教わった兄貴分 「加藤(貴)さんはふざけてきそう(笑)」
右も左も分からなかったルーキーイヤー。レンタカーの手配や、チームの〝しきたり〟を教えてくれたのも上沢だった。「分からないことがあれば、聞いていました。加藤(貴)さんに聞いても、ふざけてきそうなので(笑)」。行動を共にすることが多く、2人や加藤貴を交えて3人で食事に行く仲だ。
互いに支え合い刺激し合う先発3本柱
「野球の話もプライベートな話もします。何でも相談しやすい。野球のことも、人としても、どっちも頼れます」と伊藤。加藤貴を加えた先発3本柱で、これからもチームを引っ張っていく。