ファイターズ
2023/05/25 00:05

加藤豪 25日ソフトバンク戦で1軍初昇格 負傷離脱から2カ月

24日の2軍楽天戦に「4番・一塁」で先発した加藤豪。1軍初昇格が決まった(撮影・近藤裕介)

■イースタン・リーグ5回戦 楽天3ー2日本ハム(5月24日、鎌ケ谷スタジアム)

機は熟した 逆輸入ルーキーがいよいよ1軍舞台へ

 けがで出遅れた〝大型新人〟が、いよいよデビューの時を迎える。日本ハムの加藤豪将内野手(28)が25日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)から1軍に昇格することが決まった。本拠地のファンの前で即、初出場する見込みだ。米マイナーから10年かけてメジャーにはい上がった不屈の男が、今度は日本最高峰の舞台で大暴れする。

 準備は万端だ。負傷していた右脇腹は「もう痛みは全くない。状態は良いです」と回復した。ここまで2軍戦に6試合出場し、打率・211ながら、力強いスイングを披露している。本職の二塁以外に一、三塁の守備にも就き、連戦もこなすなど、1軍の戦力になる想定をしながら着実に前に進んできた。

マイナーからはい上がり昨季はメジャーも経験 

 普通のルーキーとは、経験が違う。両親は日本人だが、米国で生まれ育ち、2013年にヤンキースからドラフト2位で指名され入団。昨年には悲願のメジャー昇格を勝ち取った。昨秋のNPBドラフトで日本ハムから3位指名を受け、「こんなに光栄なことはない。自問自答を繰り返す中で、自分が日本人だということ、日本の野球に触れてみたいという思いがあることに気づいた。日本で学んでさらに自分を高めたい」と挑戦を決意。秋季キャンプに志願参加するなど、新天地に適応するべく精力的に汗を流した。

負傷離脱に悔し涙 つらい時期を乗り越えさらに成長

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