高校野球
【プレーバック】春季全道高校野球1回戦 札幌大谷6-2岩見沢東 (5月26日、札幌円山)
札幌大谷が盤石な試合運びで岩見沢東に快勝した。一回から打線が活発で、いきなり2点の先制に成功すると序盤から点数を積み重ねていった。チーム全体で3つの犠飛をマークするなど中盤も着実に加点。1番・増田智紀二塁手(3年)が3安打を放ち、切り込み隊長として打線をけん引した。援護を受けた投手陣もリズムよくアウトを重ねた。公式戦初登板となった先発の左腕・及川結介投手(3年)が4回無失点と好投。昨年、全国8強入りした札幌大谷リトルシニアのエース、瀬尾心之介投手(1年)も高校デビュー戦で4回無失点。最後は2点返されたが菊地大一投手(2年)が締めた。岩見沢東は七回に無死満塁で相手の好守に阻まれるなど、この回無得点に終わったのが響いた。
◆札幌大谷・船尾隆広監督(51) 「瀬尾は、よく投げてくれた。粘り強く、無死満塁のピンチも守りに助けられながら無失点で抑えてくれたのは、こっちとしても好材料。夏に向けて、田代、菊地以外に準備しておきたかった」
◆札幌大谷・瀬尾心之介投手(1年)「初めてで人がいっぱいいる中で投げて緊張したけど、自分の投球が出来た。伸びのある真っ直ぐに自信がある。しっかり投げられていた。無失点で投げきろうと思っていたので良かった」
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先発で4回無失点と好投した札幌大谷の及川投手
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二回に中前適時打を放つなど、3安打と躍動した札幌大谷の増井二塁手
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昨夏のリトルニシニア日本選手権8強入りした札幌大谷シニアのエース・瀬尾が、岩見沢東戦で4回無失点デビューを果たした