《名古屋戦前日》14人の選手を休ませた名古屋にアドバンテージはある
■5月26日、札幌ドームサブグラウンド
-明日の相手は現在3位の名古屋
名古屋は非常に手強い相手だ。特に前の3人は得点能力があり、スピードがあり、非常に危険な3人だ。相手はボールを奪ってからのカウンターが鋭く、得点の多くをそういう形で奪っている。自分たちが不用意な形でボールを奪われれば相手のカウンターが来るので、我々にとって危険だ。そういう意味でも明日のゲームは非常に難しいゲームになると予想している。
-ケガ人が多く大変な状況ではあるが、公式戦5連勝への意気込みを
横浜M戦の前にも言ったが、今ケガ人が多い状況の中で連戦を戦うのは我々にとって決していい日程ではない。水曜日のゲーム(ルヴァン杯)で、名古屋は(先発の)11人だけではなくベンチメンバーも含めて普段メンバーに入っている14人の選手を全員休ませて、明日の試合に向けて準備をしている。
反対に我々は台所事情が厳しい中でこの2試合でいい結果を残すために、スタメンを少し使いながら水曜日のゲームを戦い、そして中2日で明日の試合を迎える状況だ。そういう意味ではアドバンテージは名古屋の方にあるが、ただ我々もそれに対して言い訳をする必要はない。
そういうハードなゲームの中でも、走る、戦うといったベーシックなところをしっかり持ちながら、明日のゲームで何が何でも勝つという気持ちを強く出して、勝利をつかみ取ることを達成しなければいけない。
-チームの総得点(31点)のうち約3割(10点)を、立ち上がりの15分間に挙げているが、その要因は
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鹿島の(岩政)監督がそういったコメントをしたのがたぶん始まりだと思うが、毎試合違う相手と戦っている中で、毎試合違う展開の中でそういう現象が起こっている理由を探すとしても後付けの理由になるだろう。
鹿島の監督は「前半の立ち上がり15分で得点を多く取っているチームだから、そこを気をつけなければいけない」と言っていた。(鹿島戦では)結果的に我々は得点できなかったが、ただ2点、3点取れてもおかしくない立ち上がりのチャンスはあったはずだ。そういう意味では、結果として(札幌が点を)取れなかったので、彼らは「そこを気をつけたから勝利できた」と後付けの理由になった。
ただ他のチームも、もちろん同じように立ち上がりを気をつけていると思うが失点している。そこに関しての理由は違う相手であるし、違う相手が対策を練ってくる中で起こっている現象なので、そこに何かしらの理由を見つけることは必要ないのかなと思う。
唯一挙げられるとすれば、立ち上がりの選手たちはフレッシュだということだ。我々のゲームは非常にインテンシティの高い試合が多いが、特に立ち上がりは選手たちがフレッシュな状態で相手にぶつかっている。もちろん試合の経過とともに選手たちも疲れてくるし、相手も疲れてくるわけだが、フレッシュな状態であれば相手に対してより強い圧力をかけられるし、ボールを奪った瞬間の質も疲れている状況の時より高い。そういったところは挙げられる唯一の理由ではないだろうか。まあそれも、もしかしたら、たぶんというもので、確定的に言えるわけではないが。
-久しぶりのデーゲーム。勝ったらサポーターも早くからお酒を飲めそう
もし勝てば我々もそうできますね(笑)。またみんなで乾杯して、いいお酒が飲めればいいですね。(報道陣の)皆さんもそうでしょう(笑)