ファイターズ
加藤豪 デビュー2戦目でNPB初打点&初盗塁 前日には初安打&初得点
■パ・リーグ10回戦 日本ハム3ー4楽天(5月26日、楽天モバイルパーク宮城)
先制直後の好機でタイムリー しぶとく中前に運んだ
初昇格から2夜続けての躍動だ。日本ハムのドラフト3位ルーキー・加藤豪将内野手(28)が26日、楽天モバイルパーク宮城で行われた楽天戦に「6番・二塁」で先発し、NPB初打点を挙げた。デビューを果たした前日25日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)で初安打を放った勢いそのままに、一回の第1打席で相手先発・藤平から中前適時打をマークした。
万波の犠飛で1点を先制し、なおも2死一、三塁の好機できっちり追加点を奪い「自分にとっては初めての球場で、一回にチームメートが良い場面で回してくれたので、何とか絶対にかえしたいという気持ちが大きかった。点を取れて良かったです」と充実感をにじませた。
適時打の直後にスチール 新庄監督の期待に応える重盗
新庄野球にもバッチリ適応している。適時打を放った直後、2死一、三塁で指揮官からの指示はダブルスチール。メジャー時代には「あんまりなかった」というサインだったが、一走の加藤豪は「準備はしていました」と狙い通り、相手捕手の二塁送球を誘発し、ベース手前で急停止。三走・野村の生還をお膳立てし、自身の初盗塁も記録した。
「もう僕はずっとユーティリティープレーヤーだと考えている。ポジションのことだけではなく、全ての面で何でも、いつでもできるということ。自分はそこをいろんな監督に買われていた」と自信を見せつつ、「僕はあんまり何もやっていない。ジェイ(野村)が入ってくれてすごい良かったです」と謙虚に後輩をたたえた。