5月28日先発の北山 リリーフから転向後3戦2勝も「余裕をかましている暇はない」
中7日で入念に調整 「自分自身すごく大事な期間」と前回登板の3四球を反省
日本ハムの北山亘基投手(24)が、28日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)に先発する。今季途中にリリーフから転向後、ここまで3試合に登板して2勝1敗。前回20日のオリックス戦(京セラドーム)では5回1失点で白星を挙げた。ローテーション投手の地位を確立しつつあるが、慢心はない。「今は成長しないといけない期間というか、自分自身すごく大事な期間だと思っている。あんまり余裕をかましている暇はない。余裕かましていたら、すぐ足をすくわれる。下(2軍)にいる金村とか、ポンセがけがから上がってきたりしたら、どんどん余裕がなくなってくると思うので、今がすごい大事」と気を引き締めた。
中7日の調整期間で、入念な準備を進めてきた。課題は前回登板で3四球を与えた制球面。「高めに意図せず抜ける球がもったいない。そこをなんとか改善できるようにしたい。バランスとタイミングとリズムと方向性というか、ほんのちょっとのことでだいぶ変わってくるので、ほんのちょっとにこだわった。建山コーチとも話し合いながらできたので、それをしっかり試合で出していきたい」と力を込めた。
苦手な暑さ対策はサウナでととのえ 目先の1球に集中して長いイニング目指す
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夏が近づくにつれ、敵地・仙台の気温も上昇している。「寒い方は得意なんですけど、暑いのはあまり好きじゃないです」という右腕は「特にこの5、6月、暖かくなり始めが去年すごいしんどかった」と振り返り、今年は早めに暑さ対策を開始した。「あまり好きではないんですけど、サウナに入ったりしています。あらかじめ汗をかく練習をしておくというか、代謝を良くするのを一足先にやっていくことが有効なんじゃないかなと。対策できるところは積極的にやっていきたい」と用意周到だ。
交流戦前最後の一戦。上位浮上へ、弾みをつける快投が期待される。「長いイニングを投げることはもちろん役割として必要だと思うんですけど、まずは目先の1球から集中して、その中で1イニングずつ重ねていって、結果、終わってみた時に100球以上投げれたらいいなと思う。この前のピッチングみたいに、無駄な四球を出しているとやっぱり5回できつくなってくるんで、無駄な四球だったり、無駄球を減らしていくことで、6回、7回と自然と重ねていけるんじゃないかなと。あんまり初めから長いイニングを意識せずに、目先のところに集中してやっていきたい」と意気込んだ。一球入魂で、楽天打線を封じ込める。